【体験記】 社内ストーカーされたとき会社は守ってくれるか #2
実体験ですが、あくまでも個人的な感想です。
有名国立大学を卒業したにもかかわらず、30歳まで無職過食症ニートのわたしが、30歳で家族により家を追い出されてから、数年後、誰もが知る日系超大手企業→大手外資系企業に就職、大学時代の同級生たちと同じかそれ以上の年収を手に入れることができました。日系大手企業に入る前には都内にマンションを購入しました。
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R君は、社内での自分の立場を利用して、わたしのすべてのメールを読んでいたのです。
それは別の同僚社員によって発見されましたが、それを発見した同僚もその事実を知った時、「こんなものは見つけたくなかった」と思ったそうです。
そしてその事実がわたしに伝えられたのは、それが発見された当日ではなく、その翌日だったようでした。
発見者はまず自分の上司に報告、その後その上司からわたしとR君の上司へ、R君の上司がR君を呼び出して事実確認を行ったようです。
それを聞いた時、わたしは身が凍るような気持ちになり、当然ですが今後はR君とは距離を置くことを決めたのです。
R君は彼に事実確認が行われたその日から、2週間ほど会社に現れませんでした。
それからわたしはR君とは全く会話をすることもなく数か月を過ごしていました。
ところがある日。目を疑う出来事が起こったのです。
休日だったその日、わたしはいつものようにコンビニエンスストアに買い物に出かけました。
すると、見たことがあるうしろ姿の男性が雑誌売り場のところで雑誌を読んでいたのです。
わたしはすぐにそれがR君だとわかりました。
急いでコンビニエンスストアを出て、なぜ隣の駅に住んでいるR君がわざわざコンビニエンスで雑誌を読むために隣の駅まで来たのだろうか。
翌日わたしは出社すると、すぐに人事部にR君の自宅住所を確認しました。
すると。
R君は、わたしと同じ駅に引っ越してきたというのです。
あのような事件があったばかりだったのもあり、わたしは人事部にR君の詳しい住所を尋ねました。
しかし。
会社は「個人情報」ということでわたしには教えてくれなかったのです。
その後、わたしは会社を辞める決心を固め、次の住まいと仕事を決めることに奔走しました。今思うと凄いエネルギーだったなぁと、我ながら感心しますが、2ヶ月も経たずにわたしはそれらをやり切ったのです。
わたしは今でもなぜR君がわたしが住んでいる場所に、それも奥さんと一緒に引っ越してきたのかがわかりません。
しかし、もっとわからないのは、
なぜ、会社個人宛とはいえ、わたしのメールをすべて盗み読みしていたR君が、わたしの住んでいる場所の近くに引っ越してきたにも関わらず、会社はわたしにそれを伝えなかったんだろう
ということです。
何か別の事件が起こらないと、どうして言い切れると思ったのでしょうか。
いずれにせよ、この時の出来事と、結果としてわたしがとった行動は、その後のわたしに大きなチャンスの扉を開くことになりました。