【経験談】大手外資系大企業に入ってから昇進するためにやらなければならないこと
実体験ですが、あくまでも個人的な意見です。
有名国立大学を卒業したにもかかわらず、30歳まで無職過食症ニートのわたしが、30歳で家族により家を追い出されてから、数年後、誰もが知る日系超大手企業→大手外資系企業に就職、大学時代の同級生たちと同じかそれ以上の年収を手に入れることができました。日系大手企業に入る直前には、ニート脱却後数年しか経っていないにもかかわらず、都内にマンションを購入することができました。
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こんにちは。
これはわたしが30歳ニート脱却後から数年たって、奇跡的に大手日系大企業に入社後、これまた数年も経たないうちに世界的大手大企業に入った後の話です。
わたしは幼少期の頃から、誰に言われるわけでもなく英語は継続して学習していました。
学習の仕方としては、本当にただご飯を食べるように、隙間さえあればどこかに英語を取り入れることのみをやっていたので、爆発的に突然英語が伸びることはありませんでした。
が、それでも着実に英語力はついていっていました。
日系大企業に入った時は、こういった継続的な英語学習の努力が実を結び、見事海外支店に数回の出張(毎回ビジネスクラス!)、憧れの英語環境で、外国人たちと仕事をすることができるようになりました。
そして数年後、とうとうその日はやってきました!
夢にまで見た大手外資系企業に入社することができたのです!
ほんの数年前の30歳まで過食症ひきこもりのニートの、まさに華麗なる転身とはこのことです!
ここで華々しくわたしのキャリアが広がっていく。。。
その時はそれが現実となることに微塵の疑いももっていませんでした。。。
- 1.目標設定-ここでどうなりたいか見極める
- 2.直属の上司に気に入られる
- 3.外資系企業といえども出すぎない
- 4.服装で自分らしさを出す必要など一ミリもない
- 5.決して問題児になってはいけない
- 6.自分流とか個性などといったものは組織の中では不要
1.目標設定-ここでどうなりたいか見極める
当たり前のことですが、自分がここでどうなりたいのか明確な目標を設定します。
そしてそれを年単位で書き出します。
当然ですが具体的な数字を使います。
たとえば、
「1年後に一階級昇進。年収〇〇〇万円UP。」
そして1年後、その時点でのギャップを見極めて目標を再設定します。
基本的にはこれのくり返しです。
目標設定・レビューの期間はもちろん1年でなくても問題ありません。
数か月単位でも、2年とか3年とかでもいいです。
大事なことは、「なりたい自分」を明確にして、それに向かって細かい計画を立て、あとはなりたいという目標に向かって突き進むだけです。
2.直属の上司に気に入られる
ある人にとっては本意ではないかもしれません。
何を言う、わたしがその張本人でした(当時)。
しかし、会社組織での昇進は、学生時代よりも「好き嫌い」が明確な世界です。
絶対的なテストの成績によって上に持ち上げられるなどということは、決してないのです。
一度、ある外国人上司が、テストによって昇進を決めると言ったことがありましたが、残念ながらそれは実現されませんでした。
が、しかし。
当時のわたしのような人間は、そういうチャンスがあればおそらく昇進できていたと思います。
いずれにせよ、直属の上司に気に入られない場合、その上司以外の周りの上司や同僚たちによっぽど称賛されるような成果を納めない限り、昇進の近道は確実に「直属の上司に気に入られる」ことです。
そのためには、直属の上司を分析する必要があります。
いつも同じ方法が、どんな上司にも通用するわけではありません。というより、確実に通用しません。
ただでさえ個人色がかなり強烈な外資系企業です。
そのときそのときで、上司に合わせて柔軟に戦略を変え、立ち振る舞う必要があるのです。
例えばわたしが経験した数多くの上司たちの数名は、以下のような特徴を持っていました。
上司A: 性格なんか二の次。とにかく成果のみを重視。
上司B: まわりからの人望第一。
上司C: 以下にプロフェッショナルに振舞えるかが大事。仕事は60点くらいでOK。
これは、どんな部署に所属するかによっても異なってくるとは思いますが、いずれにせよ昇進は直属の上司の推薦なしには始まりません。
自分の上司の特性をつかんで、その上司とできるだけ多くのコミュニケーションをとって、「気に入ってもらう」必要があります。
3.外資系企業といえども出すぎない
外資系企業といえば、アグレッシブで何ぼと思われがちですが、違います。
大手日系企業も経験したわたしから言わせれば、確かに発言の自由度は大きく、アグレッシブであることの許容度合いは日系企業に比べれば大きかったと思います。
しかし。
社内政治は、日系企業に負けず劣らず存在します。
確かに上司との人間関係は、日系大企業に比べれば雲泥の差ほどフランクでした。
しかしだからと言って、何でもかんでも自己主張するというのは、外資系企業でもあり得ません。
4.服装で自分らしさを出す必要など一ミリもない
むしろ、シンプルに目立ちすぎないことです。
場合によっては外国人社員は露出の多い女子社員を気に入るかもしれません。
しかし、自分を評価する直属の上司がそのような価値観を持っていない限り、できるだけシンプルかつ清潔に、どんな場面でも使ってもらえる服装を心がけるべきです。
たとえ運悪く直属の上司に気に入られなかったとしても、必ず誰かが拾ってくれます。
5.決して問題児になってはいけない
これは昇進にとって当たり前であるのみならず、一つの場所で失敗したときにやり直しが効くという点でも重要です。
ひとつの場所で問題児になってしまうと、社内で異動する場所がなくなります。
つまり再起不可能です。
所詮組織は好き嫌いの世界です。
どんなに仕事が優秀であろうと、誰だって問題児のレッテルを貼られた社員などとは働きたくないのです。
6.自分流とか個性などといったものは組織の中では不要
一般的な人間としての魅力などというものは組織の中では追求しないことです。
そういうものは自分のプライベートの場でいかんなく発揮しましょう!
以上、これらはわたしが所属していた外資系企業で昇進するために注意することの最低限のことに過ぎません。
そして当時の私は、上のすべてが出来ていませんでした。
というより、まだ若くて青かったこともあり、「自分流」でやっていけば間違いない!
などと、テレビの受け売り通りに振舞っていました。
何度、上司からの目標設定時での推薦を裏切ったことでしょうか。。。大間違いでしたが、今に活きているので大丈夫です!
人間は転んだおかげで賢く、そして逞しくなります。
みなさんも転んでみることも大切なので、上のことを知った上で自分のキャリアを積み上げていってください。