【失敗談】折角大手日系大企業に入ってビックチャンスを与えられたのに、それを棒に振った時の話
実体験ですが、あくまでも個人的な感想です。
有名国立大学を卒業したにもかかわらず、30歳まで無職過食症ニートのわたしが、30歳で家族により家を追い出されてから、数年後、誰もが知る日系超大手企業→大手外資系企業に就職、大学時代の同級生たちと同じかそれ以上の年収を手に入れることができました。日系大手企業に入る直前には、ニート脱却後数年にもかかわらず、都内にマンションを購入しました。
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これはわたしが30歳ニート脱却後から数年たって、奇跡的に大手日系大企業に入った後の話です。
わたしが入社後すぐに、考えられないようなビッグチャンスを得たことは、既に別記事にも記載した通りです。
しかし私は、これとは別にもうひとつ、大きなチャンスを与えられたのです。
それは、某部署の女性管理職(部長)から目をかけられたということです。
当時、世の中的には既に女性の社会進出というのはもうそれほど珍しいものではありませんでした。
しかしながら、やはり大手日系大企業となれば、まだまだそこまで浸透していなかったというのが本当のところでした。
当時のその状況を如実に知ることができる、あるひとつの出来事をお話します。
それは、ある日の部全体のミーティングでの出来事です。
当時わたしが所属していた部署は大所帯であったため、部の所属人数は30人ほどおりました。
ミーティングルームに入ると、なぜか女性がみな壁を背にして、テーブルを囲むように立っているのです。
”そうだよね、、、これだけ人数が居れば、全員は座れないよね”
そう思いながらテーブル席を見わたすと、まだ席は幾つか空いています。
そしてわたしはすぐにわかったのです。
座っているのは男性社員だけである
ということを。
わたしは女性社員にならって、壁を背にして立ちました。
そうして、ほぼすべての男性社員が席に着くと、まだひとつだけ残っている席がありました。
すると、その空席の横の男性社員が、
「ここ、空いてるから、誰か座れば?」
まだまだ女性進出、男女平等とは程遠いというのが実情でした。
しかしながら、日本中にその名を馳せる大手日系大企業ですから、表向きには「女性進出」「男女平等」をうたわなければなりません。
時代の流れ的にも、実情が知れてしまえば既にグローバル化が当たり前になっている時代に、優秀な社員など入ってきません。
そのため、会社の中には世間対策用(?)の”ワーキングウーマンのなんチャラ”的な活動(それがあること自体、男女平等でないことの象徴になっていると誰もが気付いているものの、そこには絶対に触れないのが大企業のデキる従業員たちです)があって、わたしに目をかけてくれたその女部長は、その活動の主要メンバーの一人だったのです。
誰から何を伝え聞いたのか、その女部長はしばしばわたしをランチに誘い、わたしの仕事に対する姿勢やわたしという人間の人物像などを理解するようになったある日、
「今度、ワーキングウーマンの会に出ない?」
と言ったのでした。
おそらく普通の社会人だったら、これがいかに大きなチャンスで、そしていつも誰にでも必ず与えられるものではないということに気づくと思います。
しかし。。。
結論から言うと、わたしはこのチャンスを、最初の会合で見事棒に振ったのです。
十数年後、わたしがそこから得た教訓は、
まだ自分の認知が浅い、特に大組織においては、
・身だしなみで浮きすぎない
・発言で浮きすぎない
という、ごくごく当たり前のことでした。
大企業に入って何を目指すかにもよります。
なぜなら、当時の私は自分を殺してまで組織で認められたいという欲求がまるでなかったからです。
しかし、
お作法。
これは、大企業で出世を目指す皆さんには必ず必要なものです。
会社独自の「お作法」をきちんと理解して、出世街道を行く社員をぶれることなく、ただひたすらにゲームと割り切って演じきってください。
(以上、そうしたければの話)