【体験記】 社内ストーカーされたとき会社は守ってくれるか #1
実体験ですが、あくまでも個人的な感想です。
有名国立大学を卒業したにもかかわらず、30歳まで無職過食症ニートのわたしが、30歳で家族により家を追い出されてから、数年後、誰もが知る日系超大手企業→大手外資系企業に就職、大学時代の同級生たちと同じかそれ以上の年収を手に入れることができました。日系大手企業に入る前には都内にマンションを購入しました。
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それはわたしがとある企業に勤めていたときの出来事でした。
R君は、わたしとほぼ入社時期や年齢が近い同僚でした。
R君は現役某有名国立大学の数学科博士過程出身ということもあり、見た目にも”超”がつくほど優秀な人でした。
わたしは、職場から30分ほどの通勤圏内に住んでいたのですが、R君はわたしの最寄り駅のひとつとなりの駅に住んでいました。
R君とは、年齢や入社時期、そして家が近いということもあり、同僚として親しくなるのにそれほど時間はかかりませんでした。
親しくなってすぐに知ったことなのですが、R君には当時既に奥さんがいて、彼女とは同じ大学の学生結婚だったようでした。まだ子供はいないようでした。
「優秀な人は、人生設計ちゃんとしてるな~」
それは数ある彼に対する感心する出来事の中の一つでした。
というのもR君には他にも、他の同僚たちが当時それほど考えも及ばなかった、「株式投資」なるものをその時既に実践しており、彼が好む話と言えば、もっぱらお金の運用についてが主だったのでした。
さて、そんなR君なので、いつも仕事は超素早く、妻帯者ということもあり、帰りは毎日ほぼ残業なし、定時で帰っておりました。
そんなある日R君が、
「今日奥さんが仕事で遅いから、一緒に夜ごはん食べない?」
と言ってきたのです。
R君とはそれまでに、すでに何度となく他の同僚たちも交えて飲みに行ったり、一緒に電車で帰ったりなどしていたので、特に深く考えることもなく、
「いいよ~」
と気軽に返事をして、R君の最寄りの駅前にある格安の大衆居酒屋で一緒に夜ご飯を食べたのでした。
ああ、ちなみになぜR君が、「飲みに行かない?」ではなく「ご飯食べない?」と言うのかというと、R君は、ほぼお酒が飲めなかったからなのでした。
なので、R君と一緒にご飯を食べに行く時はいつも、R君はお酒好きなわたしをなんとなく嬉しそうに眺めていました。(この日をはじめに、その後もたまに一緒にご飯を食べに行くようになりました。)
一緒にご飯を食べている時の話は、だいたいいつも「株式投資」や「お金の運用」についての専門的なことが多く、当時のわたしにはとても難易度が高くて、R君にとっては、話相手として物足りなかったんじゃないかなーといつもよく思っていました。
そんなR君が数ヵ月後、わたしのストーカーとなってあんな事件を起こしてしまうなど、その時のわたしは知る由もなかったのです。
つづく