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数学嫌いは克服できる!!大手外資系企業で働くということと英語、ときどき旅行と好きなこと♪

【体験記】組織に入ってからの注意点 ~ 油断するな、辞めた途端に手のひら返しはあたりまえ

実体験ですが、あくまでも個人的な感想です。

 

有名国立大学を卒業したにもかかわらず、30歳まで無職過食症ニートのわたしが、30歳で家族により家を追い出されてから、数年後、誰もが知る日系超大手企業→大手外資系企業に就職、大学時代の同級生たちと同じかそれ以上の年収を手に入れることができました。日系大手企業に入る前には都内にマンションを購入しました。

 

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わたしが30歳ニート脱却後(過食症はその後も数年続きました)、まだ某大企業に入社する前の話です。

 

わたしは今でいうベンチャー企業で働いている期間がありました。

当時携帯のemail ~いわゆるi-mode~ が、世の中を席巻しはじめた時代です。

(だいぶ、むかしです。。。よ 汗)

 

わたしもそんな世の中の流れにもれず、i-modeを使いこなしておりました。

 

 

さて、30歳の無職過食症ニートですから、当然わたしの先輩になる人は年下でした。

彼は新婚さんで、幼い子供がひとりおりました。

体つきもまあるくて、その体つきが現れているように人柄も優しく、どこか頼りない感じもある人でしたが、その業務分野のことはなんでもよく知っていて、とても頼りになる先輩でした。

 

しかしこの先輩、おそらく優しすぎるのが災いして、上司からは今でいうパワハラの連続でした。

先輩は新卒からこの上司と働いていたということもあり、既に絶対的な主従関係が出来上がっていて、いつも何も言い返さず、ただただ上司からの恫喝ともとれるような暴言を一身に受け、それが終わるのを耐え忍んで待っているような人でした。

 

 

そんな優しい先輩だったので、わたしは最初は遅刻などの業務連絡用に使っていた携帯メールを、いつしか仕事(特にそのパワハラ上司)の愚痴などを書いて送るようになっていたのです。

 

 

結局その会社の雰囲気や仕事の内容などが合わず辞めることになるのですが、なんとその先輩、わたしが私的に先輩に送っていた携帯メールの内容を逐一すべて上司に報告していたことが判明したのです。

(上司命令で、わたしから先輩への発言内容はすべて上司に報告される流れになっていたのです。当時のベンチャーですから、なんでもアリだったのかもですね。)

 

わたしはそれを知った時、 "先輩、どうして?泣” という裏切られた気持ちで心が張り裂けそうでしたが、同時に、自分がいかに世間知らずで青臭かったかを反省したのでした(”先輩は友達じゃない”)。

そして自分が今後も身を置くことになる組織というものの姿を、30歳にしてはじめて知ったのです。

 

わたしはこの経験から、これから先に長く続く社会人人生、働く場所は自分で選択しながら生きていけるようになりたいと強く思うようになりました。

おそらく先輩はどんなに自分が虐げられてもそこに居続ける、”転職する” という選択肢がなかったんだと思います。

そんな先輩みたいになりたくない、先輩みたいな働き方をしたくない-当時のわたしはそう思ったのです。

(もしかしたらその働き方で先輩は成功しているかもしれませんが)

 

 

このときの経験は、数十年たった今もわたしの組織人人生に生き続けています。

 

エルセーヌ